29歳で管理職として中途入社しました。戦略企画室(当時)に配属後、新規事業の立ち上げに携わり、入社2年目に大型顧客を獲得。2018年に戦略企画部部長に、2021年に現在のヘルスケアソリューション本部の本部長となりました。当たり前ですが、事業会社として提供する商材を好きであることが大事だと思っています。
川上と川下のソリューションを一気通貫させて存在感を発揮
Q1: 転職理由とイーウェルに入社を決めた理由を教えてください
前職は、イーウェルと同様の商材を扱うコンサルティングに強い会社に勤務していました。川上から川下へとつなげるソリューションがありましたが、サービスレベルや価格面での競争力が弱く、コンサルティング力だけでは維持できない限界を感じていました。
イーウェルのように、地道にソリューションで勝ち抜いている会社であれば、私の持つコンサルティングスキルを活用して、川上から川下のソリューションを一貫して提供することで、業界内で強い存在感を発揮できるのではと思い、転職を決意しました。
BPOスキームを構築し、大型新規案件を獲得する
Q2:20代で管理職として転職されたのですね
入社当時、「お手並み拝見」という空気を強く感じました(笑)。
配属された戦略企画室は8人の小さな組織でしたので「この部署を花形にする!」という意気込みで新規事業に挑みました。健康保険組合の設立支援や事務局運営、保険証の発行といった業務で、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)のスキームを構築し、転職翌年には大手企業の案件獲得に成功しました。
それを契機に、翌年は売上が倍、その翌年はさらに倍というように新規顧客が増えてスタッフ数も増加しました。2015年には8人だった組織が、4年後には50人規模に急成長し、部署の売上も順調に伸びていきました。私は2018年に部長職に就任し、2020年には戦略企画室から「本部」に格上げ、2021年には健康支援事業を手掛けるヘルスケアソリューション本部が新設され、今はその本部長を務めています。
プライベートを含めた上位職の人となりが組織に影響する
Q3:管理職として組織をまとめる際に心がけていることは何ですか
どのポジションにいても、メンバーとどれだけ密にコミュニケーションを取るかが重要だと考えます。上司の倫理観や行動は、そのままメンバーに影響するため、良いシナジーを生み出すようなコミュニケーションを心がけています。
学生時代にバスケットボールを通じて学んだ「チームメイトにどう接し、試合前にどう鼓舞するか」という経験が、現在の管理職としての役割に生かされています。
多様な従業員がいる中で、適性に合ったやりがいのある業務を提供できるよう従業員にヒアリングを行い、調整することが管理職の役割です。1年間取り組んだ後には自己分析を促すことも大切です。全員が気持ちよく仕事をできる環境を目指しています。
健康になるための行動変容にアプローチできるかが今後の課題
Q4:ヘルスケア事業を牽引してきた立場からの一言お願いします
ヘルスケアソリューション本部のメイン事業は、健康事務代行サービスで、「健康保険法」「労働安全衛生法」に基づいて運営されています。健康診断の事務を内製化している企業は多いですが、弊社のサービスを利用していただける可能性はまだまだあります。
健康診断は自分の健康状況を可視化して「マイナスをゼロ」にする作業ですが、健康経営や健康社会の実現は「ゼロをイチにする」ような積極的な取り組みです。多くの人が健康になりたいと考え、睡眠・食事・運動といった手法も知っているはずですが、不摂生な生活を送ってしまう人も少なくありません。健康になるための行動変容にアプローチすることが、今後も大きな課題です。
例えば、何かのイベントに向けて体を整えるような別の動機づけで健康に目を向けることがあります。イーウェルがそのようなフックとなるサービスを提供できれば、健康社会の実現に一歩近づくのではないかと考えています。
「敵は己の中にあり」の精神で、自分を成長させて欲しい
Q5:イーウェルへの入社を考えている方にメッセージをお願いします!
非常にクリーンで、風通しの良い会社ですし、従業員の声をしっかり汲み取ってくれる会社です。「成長を楽しもう!」という行動指針の通り、成長を楽しむための環境が整っていますが、恵まれたホワイト企業だからこそ、自分を律することが大切だと考えています。成長できる環境が整っていても、成長できるかどうかは別問題です。環境に甘んじることなく、自己鍛錬を重ね、大きく成長してほしいと思います。