イーウェル総合研究所
企業や従業員を取り巻く環境は大きく変化し、働き方・生き方が多様化しています。
特に近年は「健康経営」という言葉が浸透し、個人の健康が、企業の生産性向上や
業績アップに貢献する大切な「経営資源」と捉えられています。
イーウェル総合研究所では、経営戦略に寄与する戦略的福利厚生と健康経営の観点から、
従業員の”しあわせ”で”安心”できる暮らしをサポートし、
企業・社会の活性化に貢献できるよう、専門家によるコラムや各種データをお届けしします。
活動内容
各種セミナー開催

旬な話題をテーマに、その分野を専門とする著名人・教授陣を講師にお招きしセミナーを開催しています。戦略的福利厚生や健康経営について、企業が直面しがちな課題を紐解き、改善策を提案しています。ぜひご参加ください。
セミナー一覧
コラム
お役立ち情報の提供

課題解決に役立つ、外部機関の情報を紹介しています。
関係省庁・研究機関リンク集
ごあいさつ
わが国の福利厚生は、現在、歴史的な転換期にあると考えられます。
90年代後半以降、長引き、深刻化した景気後退によって、「手厚い福利厚生」として世界的にも評価の高かったそれまでの伝統的な福利厚生制度に幅広く縮小・廃止の動きが拡がりました。
この間、福利厚生を取り巻く環境は大きく変化しました。
急速な人口減少・労働力減少を伴う少子高齢化が本格的に進行しています。また、非正規雇用、女性、高齢者、外国人労働者などの増加によって労働市場の質的多様化も確実に進展しています。一方で、グローバル化が市場、資本、そして労働と多様な分野で拡がりつつあります。
こうした様々な環境変化に、適応するための新たなグランド・デザインが福利厚生に求められています。時代の変化を見据え、中長期的な視点から、企業の競争優位の確立と従業員の安心できる生活に貢献できる戦略的福利厚生のあり方とは何か、多くの企業、労使が模索し始めています。
私は、そうした企業、労使の未知の対応に、微力ながらご助力したいと考えています。
イーウェル総合研究所 企業戦略研究会
座長 西久保 浩二
(山梨大学生命環境学部 地域社会システム学科 教授)
コラムニストプロフィール
福利厚生コラム執筆者

山梨大学 生命環境学部 地域社会システム学科 教授
西久保 浩二
(イーウェル総合研究所 企業戦略研究会 座長)
一貫して福利厚生に取り組み、理論と実践の経験を活かした独自の視点で、福利厚生・社会保障問題に関する研究成果を発信している。
メッセージ
わが国の福利厚生は、現在、歴史的な転換期にあると考えられます。
90年代後半以降、長引き、深刻化した景気後退によって、「手厚い福利厚生」として世界的にも評価の高かったそれまでの伝統的な福利厚生制度に幅広く縮小・廃止の動きが拡がりました。
この間、福利厚生を取り巻く環境は大きく変化しました。
急速な人口減少・労働力減少を伴う少子高齢化が本格的に進行しています。また、非正規雇用、女性、高齢者、外国人労働者などの増加によって労働市場の質的多様化も確実に進展しています。一方で、グローバル化が市場、資本、そして労働と多様な分野で拡がりつつあります。
こうした様々な環境変化に、適応するための新たなグランド・デザインが福利厚生に求められています。時代の変化を見据え、中長期的な視点から、企業の競争優位の確立と従業員の安心できる生活に貢献できる戦略的福利厚生のあり方とは何か、多くの企業、労使が模索し始めています。
私は、そうした企業、労使の未知の対応に、微力ながらご助力したいと考えています。
略歴
1958年 | 大阪府生まれ。 |
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1982年 | 神戸大学経済学部卒業後、大手生命保険会社に入社。 |
1990年 | 同社退社後、(財)生命保険文化センターへ生活研究部研究室に勤務し、主席研究員を勤める。 |
1993年 | 研究所勤務の傍ら、筑波大学大学院経営政策科学研究科経営システム科学専攻修士課程修了。 |
2001年 | 筑波大学大学院経営政策科学研究科企業科学専攻博士課程単位取得。 その後、東京大学社会科学研究所客員助教授、東京都立短期大学、獨協大学、成城大学等での非常勤講師を経て、2006年より、山梨大学 教授に就任。 |
公職 等
「国家公務員の福利厚生のあり方に関する研究会」座長(総務省) |
「国家公務員の宿舎のあり方に関する検討委員会(財務省)」委員 |
「PRE戦略会議委員(財務省)」委員 |
全国中小企業勤労者サービスセンター運営協議会委員 |
企業福祉共済総合研究所 理事(調査研究担当) |
等を歴任。
著書
1998年 | 『日本型福利厚生の再構築』(単著)社会経済生産性本部 |
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2004年 | 『戦略的福利厚生 経営的効果とその戦略貢献性の検証』(単著)日本労務学会 学会賞(学術賞))社会経済生産性本部 |
2008年 | 『進化する福利厚生―新しい使命とは何か』労務研究所 |
2009年 | 『社会保障と経済(全3巻) 』 東京大学出版会 |
2009年 | 『産業・組織心理学ハンドブック』丸善 |
2009年 | 「企業内福利厚生と社会保障」『社会保障と経済』東京大学出版会 |
2010年 | 『福利厚生/社内行事シンドブック 』産労総合研究所編/経営書院 |
2010年 | 『Japan Labor Review 』Japan Labour Institute |
2010年 | 「社内コミュニケーションの活性化をねらう戦略的福利厚生の展開」『福利厚生/社内行事シンドブック』産労総合研究所編/経営書院 |
2013年 | 『戦略的福利厚生の新展開 人材投資としての福利厚生、その本質と管理』(単著)日本生産性本部 労働情報センター |
他多数
論文
2007年 | 『福利厚生と家計 格差の視点から』 季刊 家計経済研究 |
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2007年 | 『福利厚生の現状と今後の方向性』 日本労働研究雑誌 |
2008年 | 『民間企業の福利厚生制度の現状と格差問題』 生活経営学研究 |
2008年 | 『ワーク・ライフ・バランスの自覚的評価尺度の開発および従業員の態度形成への影響』 日本労務学会第38回全国大会研究報告論集 |
2009年 | 『ワーク・ライフ・バランスと福利厚生 』日本労務学会 第39回全国大会研究報告論集 |
2010年 | 『職場の組織風土が従業員の自覚的ワーク・ライフ・バランス評価に及ぼす影響―IT企業を事例とする定量分析―』 日本労務学会 第40回全国大会研究報告論集 |
2011年 | 『カフェテリア・プラン──わが国の実態と今後の課題 』日本労働研究雑誌 |
2012年 | 『事例でみる 新時代の企業福祉…未知の課題:介護支援の方向性 NEC』 産労総合研究所「人事実務」 |
他多数
健康コラム代表執筆者

産業医科大学 産業衛生教授
浜口 伝博
(ファームアンドブレイン有限会社 代表取締役社長)
産業医科大学医学部卒。(株)東芝、日本IBM(株)にて専属産業医を勤める。現在、ファームアンドブレイン社を立ち上げ、産業医・産業保健コンサルティングを展開。慶應義塾大学医学部講師 (非常勤)、愛媛大学医学部講師(非常勤)を兼任。
職歴・経歴
1985年 | 産業医科大学医学部卒業(以後2年間臨床研修) |
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1987年 | (株)東芝産業医 および 本社安全保健センター産業医 |
1996年 | 日本アイ・ビー・エム(株) 統括産業医、アジアパシフィック産業医 |
2005年 | (株)リージャー 医療情報本部長 |
2008年 | 学位取得 慶應義塾大学医学部 |
2010年 | ファームアンドブレイン有限会社 代表取締役社長に就任 日本産業衛生学会理事を10年間務め、(社)日本産業精神保健学会理事、日本橋医師会理事、中央地域産業保健センター副センター長を担当。 慶應義塾大学医学部講師、愛媛大学医学部講師を兼任し、医学生の教育にも取り組んでいる。 |
2013年 | 産業医科大学産業衛生教授 |
受賞
1999年 | 土屋健三郎記念 第1回産業医学推進賞 |
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2002年 | 日本産業衛生学会 第14回奨励賞 |
2006年 | 東京中央労働基準局局長賞(産業保健分野) |
2006年 | iSUC(IBMユーザー)全国大会優秀講師金賞 |
2009年 | iSUC(IBMユーザー)全国大会優秀講師金賞(2度目) |
近年の主な著書・論文
2007年 | Exposure to hardly soluble indium compounds in the ITO producing and recycling plants is a new and potent risk of interstitial lung damage, Occupational and environmental medicine |
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2008年 | 産業医・業保健スタッフのための「特定健診・特定保健指導のQ&A」、(日本労務研究所) |
2009年 | メタボリックシンドロームディクショナリ(診断と治療社) |
2013年 | メンタルヘルスマネジメント検定試験公式テキスト第3版、II種・III種(大阪商工会議所) |
2013年 | 産業医ストラテジー(バイオコミュニケーションズ) |